とび出す食草園のチョウ・その6 ウラギンシジミ


翅を閉じた姿が白銀色に輝くウラギンシジミは、前翅長が20mmを超えるシジミチョウ科の中で大型のチョウです。翅を開くと褐色でオスはオレンジ、メスは青白色の斑紋で見分けることができます。一見目立ちそうな白銀色の翅は、日陰では葉の緑を反射して緑に見え、日光の下では葉の反射光に紛れて背景に溶け込みます。年に2-3回発生し、成虫で越冬します。光沢のある常緑樹の葉にうまく身を隠すことで、冬を乗り切っているのでしょう。