昨年の春からリニューアルし、ぼくがグラフィックデザインを担当することになったJT生命誌研究館(通称BRH)の季刊誌「BRHカード」も今37号で一周年を迎えます。グラフィックがメインの仕事は当初はちょっと荷が重く、毎回ハラハラしながら続けてきた1年間でしたが、おかげさまで評判も良いようで2年目も続投となりました。まずはめでたし。次号からのプチリニューアルに向けて、またまた参考書に囲まれて頭をひねる毎日です。
さてさて、紙工作作家としてはうれしいことに、でも全体の企画意図としては素直に喜んでいいものやらどうやら、カードの中で一番反響があったのは毎回このコーナーで紹介してきた「頭骨ペーパークラフト」だったそうです。紙工房で知って申し込んでいただいた方もきっとずいぶんいらっしゃいますね。そのシリーズも今回のオランウータンでいよいよ最終回。ちょっと難しめのこのシリーズでしたが、4回も続けばそろそろコツもつかめてきた頃でしょう。もう飽きたなんて言わないで、最後にもう1個作ってみてください。