ポップアップ生命誌・その4 進化の形

最終回の今回は、生き物の祖先が誕生した約11億年前から現在までの生物界の変遷をさまざまな視点から見たグラフやチャートにまとめ、全部まとめて飛び出させてみました。正面から見ると、上から順に生物界の主なトピック、種数変化、そして遺伝子の多様化の様子が、真上から見ると、地質時代の区分と分子系統樹が一目で分かるようになっています。相変わらず欲張りな注文でした。

 

角度を変えて見てみると、種数の変化とか形体の変化とか遺伝子の多様化とか、素直に連動しててもよさそうなものが実はずいぶん時期がずれてたりすることが分かってきます。有名な6億年前のカンブリア大爆発のための遺伝子は、実はその4億年も前から用意されていたりします。生き物ってそんなに素直じゃないぜ!っていうのが、今回のメッセージですかね。