群馬県公式はにわガイドブック

『HANI-本(ハニぼん)』

 

ポップなデザインとゆるめのキャライラストとは裏腹に、日本一の埴輪県、群馬県が推す埴輪200体の紹介を中心に、日本の埴輪の歴史と変遷を辿るかなり奥深い入門書です。僕は例によって巻末付録のはにわペーパークラフトを担当しました。こちらもおまけと侮るなかれ、研究者が選んだマニアックな埴輪4体をB6サイズ6枚の展開図に落とし込み、特にメインの「ひざまづく男」は、僕にしては珍しい曲線的なフォルムも相まって、かなり作り甲斐のある作品となりました。謝罪のセリフを書き込めるカード付きですので、作った後も家族間のコミュニケーションに活用していただけます。群馬県内の学校に1冊ずつ配布される他、県内の書店や県税事務所などで販売されているそうです。