『CASA BRUTUS』付録

 

現代の若手建築家に最も影響を与えた建築家といわれるレム・コールハースと、プラダによるプロジェクトである「トランスフォーマー」。正四面体を基本に作られた高さ20メートル余りのパビリオンを展示プログラムごとにゴロゴロ転がして、さっきまで床だったところを壁にして、壁面の映写用のブースが今度は展示台になり…、とにかく建築の既成概念をくつがえしてしまう、大変現代建築的で前衛的な作品です。現代建築的で前衛的なものを文章だけで伝えるのはなかなか大変なんですが、実際に作ってみれば一瞬で理解できるのが、立体物の良いところです。