しっぽの生命誌・その2 トビハゼ 

尻尾を引っ張ると胸ビレをパタパタ羽ばたかせるように動かし、泥地を這って進むトビハゼの姿が再現されます。これを作るまで考えたこともありませんでしたが、現生の陸上生物のほとんど(すべて?)は手足を左右交互に動かして前進しますが、約3億6千万年前に上陸した両生類の祖先は、魚類と同様に前肢を左右同時に動かしていたと考えられます。いったいどんな生き物がどのタイミングで、「あれ、これって交互に動かす方が楽じゃない?」って気づいたのでしょうか。そんなことを考えながら組み立ててみてください。