超遺伝子・表現多形を生むゲノム

ノドジロシトド


聞き慣れない名前ですが、北米では当たり前に見かける、要はスズメのような小鳥です。この鳥にはオスメス問わず、頭の縞模様が白いもの(左)と茶色いもの(右)がいます。それだけならただの個体差とも呼べるものですが、縞の模様を決める遺伝子は他の遺伝子と集まって超遺伝子として働き、歌の上手さや気性、引いては好みの異性のタイプにまで及び、白型のオスは茶型のメスと、茶型のオスは白型のメスと主に交配することから、性が4つある鳥として知られています。