ルイス・キャロルが1866年に出版した「不思議の国のアリス」でこの鳥を知った方は多いと思います。ちょっと滑稽で動きの鈍い鳥というイメージはこの本から生まれたものですが、実際のドードーは餌を求めて機敏に駆け回っていたことが、生息環境や骨格標本を元にしたその後の研究から分かっています。今回のペーパークラフトも、たくましい腿の再現が肝でした。アリスの出版から程なくの1681年の目撃記録を最後に絶滅し、今では”dead
as a dodo"(=完全に死んだ、転じて、すっかりすたれた)という不名誉な慣用句だけが残っています。