近くて遠いトカゲのなかま・その2 モササウルス


第2弾は、モササウルス。映画ジュラシックワールドで有名になった、白亜紀後期の海の食物連鎖の頂点に君臨したトカゲです。水中で暮らす爬虫類といえばワニやウミイグアナを思い浮かべますが、それらとは比べものにならないほど水中生活に適応した姿を持つこのトカゲは、大きなものは10メートルを優に超え、ウミガメやアンモナイトはもちろん、サメやプレシオサウルスをも丸呑みにしていたと考えられています。恐竜と同じく白亜紀末に地球に落ちた隕石の影響で絶滅してしまった後は、ここまで魚っぽい形の爬虫類が現れることはありませんでした。季刊誌を購読されていない方も無料でダウンロードできますので、お子さんの夏休みの宿題にでも是非ご活用ください。